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「礼記」の教えを御神前に・・・

支部では毎年恒例の「海の日」の研修会。

午前は「神社と神社本庁の関係」と題して、前神社庁副庁長から戦後国家神道を離れて全国の神社を包括している神社本庁が先人のご努力により出来上がった涙ぐましい経緯をはじめ、第59回神宮式年遷宮を機に奉賛活動の問題から生じた広島県独特の単立・離脱問題の興味深い背景のお話しを拝聴しました。

そして午後からは支部の指針の一つでもある神前作法の確立としての祭式作法研修会。

僭越ながらご指導というかたちを以て先輩神職の皆様ととともに確認、研修の有意義な一日を過ごさせて頂きました。

①足容重  足の運びは重々しく。

②手容恭  手は恭しく、左右相対して乱れず、特に指が乱れないよう。

③目容端  目は端正にして睇視(細めたりキョロキョロ)せず、常に正視する。

④口容止  口は止にしてみだりに動かさず、常に閉じて開かない

⑤声容静  声は静かにしてみだりに咳払いをせず、音声は明瞭で高声激音を出さない。

⑥頭容直  頭は真っ直ぐにして傾けず、常に正しくする。

⑦気容粛  気は粛として殆ど息をせざるが如し。常に精神を平静に保つ。

⑧立容徳  立て悠々中立して偏らず、有徳の人に備われるかたちの如くする。

⑨色容荘  顔色自若として犯すべからず。中庸よろしきに従う。

 日頃は我流に陥りがちなご神前での作法。一年に一度基本・原点に立ち返ることは重要ですね。

 冒頭『礼記』(五経の一つ)にある「威儀九容」をお話しました。我々の神前作法に限らずあらゆるものに応用がきく素晴らしい教えです。

 皆さんとみっちり確認と練習、そして合同祭典を想定した複数人による祭祀演習。  喉を枯らした後の「命の水」は最高でした♪

◆何を話しているんでしょうね・・・(笑)

◆経験や年齢の上下を超えてともに自己研鑽の一時です

◆四書五経の五経『礼記』の中にある「威儀九容」

 儒学者が礼に関する説をまとめたものです。

◆命の水はなんとも有難きものにて・・・

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